私たちは、この地域に住む漁業コミュニティを対象に、偶発的な目撃報告とCMS短文版質問票を用いた質的調査を実施した。質問は主に、海上でのジュゴンの観察に触れた。私たちは、彼らが目撃したときにどのような行動をとったか(食事をしていたか、休んでいたか、死んでいたか、生きていたか、混獲されたか、など)を尋ねた。
アンケートの回答から、彼らの主な生息地のおおよその地図を描くことができた。
ウミガメの調査では、ウミガメの営巣地や餌場を特定するために、キー・インフォーマント・インタビュー(質問票も使用)を行った。また、海草藻場の潜在的な重要地域を特定することもできた。
モニタリング活動に地域コミュニティが参加することで、彼らの意識が高まり、資源保護全般への関与が深まる。コミュニティとの協議のおかげで、私たちは以前は知らなかった新たなホットスポットを発見することができた。
漁師の知識(特に年長者)は重要な情報であり、生態系の進化や変化の度合いを知る手がかりとなる。