月20日、IUCN主催の地域イベントに各国から約80人が集まり、保護・保全地域(PCAs)の刺激的な解決策を共有した。これらの解決策は、現在IUCNグリーンの認証手続き中の地域から寄せられたものである。このイベントは、5月22日の生物多様性の日のアジェンダの中で行われた。
コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビアの保護・保全地域のスタッフが、共有ガバナンス、教育強化、女性のエンパワーメント、協同組合による管理と監視、領土内での役割の再構築と位置づけ、積極的な市民参加、保護問題に対するビジネス的解決策、財政的持続可能性、地域経済、文化と先祖伝来の知識の再評価など、さまざまなトピックについて約20の刺激的な解決策を発表した。
この会議はまた、保護地域の全スタッフの並外れた働きと献身を称えるものでもある。また、保護区の管理における様々な問題、例えば、種の売買、人々の動物相の対立、所有権、持続可能な生活の欠如、ガバナンスの欠如などに対して、彼ら自身の声を用いて結果を伝え、その結果、適用可能な解決策を見出すことの重要性を知ることができる。彼らの提案は、最も実現可能な解決策が自然とその生物多様性に基づくものであることを示している。
IUCNグリーンリストにとって、パノラマ・ソリューションの開発は、その地域が日々直面する多様な問題に対する解決策を見出す能力を示すと同時に、同じ問題を抱える可能性のある地域にもこれらの解決策を広めるという意味で、基本的な要件である。
私たちはこのイベントから、(1)現実的で具体的な解決策の重要性、(2)保全だけでなく、保護区とその緩衝地帯のガバナンスのための財政的持続可能性の追求、(3)実施の軸としての協力と協調、(4)世界的な視野を持った地域重視、という4つの重要なアイデアを得た。
パノラマ・ソリューションについて考えるとき、私たちが提案するソリューションがどのように保全問題に対応するのか、そして何よりも、インパクト・ソリューションとなるために、他の文脈やランドスケープでどのように再現できるのかに注目する必要がある。
イベント全体をご覧になるには、こちらのリンクをクリックしてください: https://fb.watch/d7KR6-wZ21/