11月17日、国際自然保護連合(IUCN)はENVISIONと共同で、「包括的保全(Inclusive Conservation)」に関するウェビナーを開催する:アラスカの保護地域の将来像」と題したウェビナーを開催する。
米国の公有地管理機関は従来、ビジター・エクスペリエンスの理解と向上、そして個々の保護地域の境界内での活動に最も注力してきた。しかし、ランドスケープ・スケールの保全や、隣接する利害関係者との関わり合いの重要性を認識する機関も増えている。地域社会には多様な利害関係者が存在し、資源管理の歴史にも争いがあるため、地元から地域規模まで、住民と深く関わるには困難な状況が生じている。
そのためこのプロジェクトでは、地域コミュニティが表明するさまざまな目標に積極的に関与し、明確に考慮する「包括的保全」のプロセスを進める。このウェビナーでは、住民が集団的に自分たちの未来を定義し、熟議に応じて価値観を変化させることを可能にするプロセスとして、保護地域に関する社会的学習に特に焦点を当てる。
ENVISIONは、BiodivScen ERA-Net COFUNDプログラムの下、2017-2018年のベルモント・フォーラムとBiodiveERsAの共同公募により資金提供された3年間のプロジェクトである。ENVISIONプロジェクトは、任意の地域に対する複数のビジョンを特定し、比較し、バランスをとるためのいくつかのコミュニケーションおよび政策ツールの開発につながる。ENVISIONはまた、保護地域管理の社会的・生態学的結果についての理解を深め、将来の成長と景観の変化についての考察を促進することを目的としている。
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