ニジェールのアイル＆テネレ国立自然保護区におけるサハラ砂漠の絶滅の危機に瀕した野生生物の減少の回復

ユネスコの世界遺産に登録されているアイールとテネレ国立自然保護区は、過去の紛争、密猟、森林伐採、金採掘などの大きな脅威に直面しており、これらすべてがその豊かな生物多様性を危険にさらしている。ダマ・ガゼルやバーバリーシープといった象徴的な種は、特に危険にさらされている。このプロジェクトは、脅威を緩和し、生態学的知識を拡大し、保全活動に地域社会を積極的に参加させることで、この重要な生息地を守るとともに、彼らの健康と生計の必要性にも取り組もうとするものである。しかし、安全保障上の懸念、対象地域が遠隔地であること、長期的な持続可能性を確保するための資源が限られていることなど、大きな課題が残っている。このイニシアティブは、欧州連合（EU）の共同出資によるIUCNの「アフリカ野生生物種の保存」プログラムの一環である。