Ebaのデモンストレーションとラーニング・センターによる体験学習
EBAプロジェクトオフィサーのRichard Gafabusa氏とKapchorwa地区森林管理官補佐のChekwel John氏より、コミュニティ参加者にデモサイトにおけるアグロフォレストリーの重要性についてブリーフィングを受ける。
Christopher Lutakome
バナナ、果樹、豆類、ヒマワリなどのマメ科穀物、ナピア(象の草)などが栽培された。
Christopher Lutakome
このビルディング・ブロックの目的は、EBA対策に関する知識と実践能力を高め、EBA対策の導入レベルを加速させることである。コミュニティは2エーカーの土地を提供し、そこですべてのEBA対策が実証された。実証現場での労力はすべて地域住民が提供し、カプチョルワ地区の自治体職員が技術支援を行った。実証現場でのEbA対策の有効性に関する証拠が得られたことで、農場でのEbA対策の導入が促進された。このビルディングブロックの構成要素には、以下のようなものがある:
- EbAを通じて取り組むべき問題を代表する、中心的でアクセスしやすい土地の特定。
- 現場での実証を通じたEbA対策の実践的トレーニング。
- 実証地の運営計画と、実証地での日々の活動を管理するための統治機構(サンザラ地権者協会など)の準備。
- 実証サイトからの収益の使い道に関する計画を含む、実証サイトの事業計画の作成。
- 個々の農家と長期にわたって協働するトレーナーの育成。
- 気候変動とその影響に対する認識
- すべての利害関係者間の良好な関係と信頼。
- 他のプログラムやプロジェクトからの資源を活用しようとする、地方自治体のパートナーの意欲。
- 地元の貢献(資材、労働力、土地)と介入策の所有権。
- EbA 対策の効果を観察するのに十分な期間、土地を利用できること。
EbA対策による経済的便益の実現を可能にするような、実証サイトで生産された農産物の即売市場があること。
教訓を得た:
- 中心的なデモサイトを持つことで、トレーニングのコストを削減できる。デモサイトで継続的に共同作業を行うことで、コミュニティの結束力が高まり、ひいては社会的回復力が高まる。
- 実証地の立地が重要。四季を通じてアクセス可能な場所であれば、農民研修の機会を最大限に生かすことができる。
- EbA対策の実証は、地域住民にとって利益を直接目にする重要な機会となるため、態度変容が促進され、導入が加速される。農場でのフォローアップと技術支援、参加型のモニタリングと評価は、採用を持続させるための基本である。
課題
- 小口融資のためのコミュニティ基金の設立ではなく、デモサイトからの収益を直接支払うことを望む人もいた。支払いを受けられないことが明らかになると、実証活動から脱退するメンバーもいた。
- EBA対策の実証に成功したからといって、農場でのEBA対策の導入と継続が保証されるわけではない。古い習慣はなかなか廃れないし、否定的な同調圧力が努力を台無しにすることもある。