啓発活動

ジョアル・ファディウスの各地域で、啓発活動が行われた。海草を探しに潜る漁師たちの水中映像を含む短編映画が、漁師のコミュニティ全体に上映された。漁師たちは、特定の会合や地元ラジオでのMPAチームの数々の介入を聞くことでターゲットとされたが、こうした映画や討論会は、家族や近隣の他のメンバーにも影響を与える機会となった。

映画上映やラジオインタビューなどの啓発活動は、MPAの創設以来、定期的に実施されてきた。漁民や住民は、信頼できる管理チームからのメッセージを聞くことに慣れていた。

これは、海草藻場がMPAにおいて保育・給餌場として重要な役割を担っていることについての認識を高め、現在と将来の漁師の両世代にとって海草藻場の保全が重要であることを強調するのに役立った。さらに、地元の漁師が自分で海草藻場を見られるように、シュノーケリング用具も追加購入した。海草藻場をめぐる漁業者の意識が高まったことで、漁業者はアンカーやエンジンのプロペラによる海草への不本意な損傷を避けるため、適切なMPAゾーニングとマーキングを要求するようになった。