情報収集のための参加型方法論

3カ国の25以上のコミュニティ、2000人以上の漁業者が、4年以上にわたってこのモニタリング・プロセスに積極的に参加してきた。若者が選ばれ、種の同定、体長と重量の測定、使用した漁具、捕獲場所、その他の変数を記述するためのモニタリング技術とデータ集計の訓練を受けた。

情報が還元され、その情報から利益を得ている漁師たちに、このプロセスの価値を示すことが重要だった。運営コストを非常に低く抑えることで、このプログラムを数年間実施することができる。シンプルな方法と地元の人々が、コストを低く抑えるのに役立った。収集したデータを解釈し、統合する漁業の専門家がいることで、より良い情報の評価が可能になった。

漁業コミュニティの若者を巻き込むことで、収集されたデータや漁業資源の状況に対する人々の関心が高まった。

重量や大きさなどの変数を測定するために単純な技術を用いることは、非常に効率的であることが証明された。

シンプルな手法と若者の参加により、モニタリング・プログラムのコストが削減され、技術系の卒業生を必要とする従来のモニタリングよりも経済的となった。

結果を漁業コミュニティに還元することで、漁業コミュニティはモニタリングの価値と、自分たちの地域の魚資源に何が起こっているかを理解することができる。

数年間モニタリングを続けることで、職人漁業と保護区の境界を明確にし、責任ある漁業プログラムの開発を支援するために重要な情報が得られた。