地域住民との関わり
地域社会の人々と関わる基本的な目的は、彼らが直面している課題と、それを克服するための実現可能な解決策を明らかにすることであった。さらに、この関与は、介入や解決策を地域の財産とし、コミュニティがその解決策にオーナーシップを持つことを促した。このことは、プロジェクトの持続可能性を高め、地域社会の意識を向上させる上で極めて重要である。
このビルディング・ブロックを成功させるためには、プロジェクトの立ち上げ当初から地域社会の協力を得ることが重要である。これは、解決策に社会的な高揚を与えるための、地元とのパートナーシップの構築に役立つ。 このビルディング・ブロックの効率を高める上で重要な役割を果たす条件には、以下のようなものがある;
1.コミュニティとのフォーカス・グループ・ディスカッション
2.解決策を設置するための地域社会からの同意の取得
3.トレーニングと意識向上セッション
4.戸別訪問キャンペーン
5.コミュニティ・ベースのグループの開発
このビルディング・ブロックの実施過程で学んだ教訓のいくつかを以下に列挙する;
1.利益共有、透明性、意識向上におけるコミュニティの関与は、このプロジェクトの成功に不可欠であった。
2.2.廃水池の状態を改善するための浮体式処理ウェットランドの設置に対するコミュニティの意欲は、この関与によって推し量られた。
3.3.コミュニティは、ハイテクを駆使した解決策ではなく、地元に根ざした自前の解決策を廃水処理に採用すべきであると感じていた。