環境基金
コミュニティ・バンクのメンバーは、定期的に売上金から少額を環境基金に寄付しており、この基金は、コミュニティが管理する海洋保護など、地域の自然保護プロジェクトの資金源となっている。この基金を通じて集められた資金は、地元政府やNGOからの追加資金を確保するために活用することができる。
Net-Worksチームは当初、少数のコミュニティで環境基金のコンセプトを試験的に導入した。それが成功すると、効果的な運営方法についてのアドバイスやサポートとともに、他のコミュニティにも広く展開されるようになった。コミュニティは、外部からの資金に頼るのではなく、自分たちで資金を調達することで得られるオーナーシップとエンパワーメントの感覚にやる気を感じている。
場合によっては、複数のコミュニティが協力して資金を活用することで、環境資金をさらに活用できることもある。このようなコミュニティ間の協力を促進できるチームメンバーを現地に配置することが重要である。