ユニニ・レゼックス
Fabiano Silva, FVA.
ウニニ川抽出保護区(RESEX)創設のプロセスを通じて、またジャウ国立公園の共同管理契約の枠組みのもとで、FVAは天然資源利用のための革新的で参加型のマッピング方法論を実施し、天然資源の持続可能な利用のための組織的・地域的能力強化のプロセスに投資してきた。その中には、ウニニ川における自然資源利用のための方法論(SIMUR)の開発と実施も含まれる。これは、RESEX設立後の2008年、ウニニ川の地元コミュニティとの「約束条項」の策定と実施というプロセスのインプットとなった。これらの文書は、ジャウ国立公園内のウニニ川沿いに住む6つのコミュニティとブラジル政府との間で結ばれた一連の協定である。これらの協定の目的は、公園内での彼らの永続性を規制し、地域住民と公園管理者との共同管理プロセスを確立することであった。その結果、両保護区(ジャウ国立公園とウニニ川RESEX)の意思決定プロセスへの住民参加が、両区域の効率的な管理の基本となっている。
両保護ユニットの管理に関するさまざまな計画プロセスにより、経済活動の発展のための組織的・地域的能力強化が前進した。例えば、ブラジル産クルミの公正な取引と、農産物採取生産者に利益をもたらす貯蔵のための基本的なインフラ整備を目的としたCOOMARUが設立された。そのほか、天然資源の利用に関する主な情報源は地域住民である。したがって、データの収集、体系化、保管、分析への住民参加を促進するプログラムやプロジェクトは、保全地域内やその周辺での生産活動や生計活動に関する情報を整理・分類するため、保全ユニットの管理プロセスを変革する可能性を秘めている。このように、コミュニティ監視員や住民の訓練は、保護区の管理を担うコミュニティ・リーダーの育成に貢献する。