沿岸の再編

潮がこの地域に流れ込むようにするため、2日間かけて護岸に20メートルの破堤を2箇所設けた。現場の背後にある二次護岸は、50年に1度の高潮を予測する高さまで引き上げられた。その他の必要な土木工事、特に護岸背後の排水路への暗渠の閉塞も、「設計と影響に関する調査」の勧告に基づいて実施された。

防潮堤(2003年に決壊)が建設された1950年代以前は、「メダット・マーシュ・フィールド」を囲む一帯は海岸沿いの湿地帯だった。実際、1872年のオードナンス・サーベイの地図によると、その原野には塩性湿地帯(地図上では「洪水が起こりやすい」と表示されている)だけでなく、干潟もあったようだ。さらに、この計画以前は、畑を乾燥させるのが難しく、耕作されていなかったため、地形の多く(塩湿地の小川が残っている)が残っていた。

ニッグ湾のプロジェクトはスコットランドで初めての試みであったため、スコットランドの制度下で必要とされる同意や、それらの同意を得るために必要なプロセスについての経験がなかった。その結果、RSPBは影響を受ける可能性のある規制の長いリストを作成し、関連機関に相談した。