Eco-DRRのための地域および国の能力開発

プロジェクトは、Eco-DRR実施のための能力構築に多大な投資を行った。まず、ラジオ、会議、ワークショップ、ファクトシートやポスター、3Dモデル、ビデオなど、さまざまな手段を使って、さまざまな人々(プロジェクト地域のコミュニティ、政府、大学、その他の地元や国の人々)への意識向上が行われた。

第二に、Eco-DRRの実施に関する様々なワークショップが地元レベルで開催され、苗床管理、早期警戒と準備、コミュニティ・レジリエンス・センターの運営、トレーナー養成などが指導された。州や国レベルでの現場実証と実践的なトレーニングは、州や国政府のEco-DRR実践に対する理解を強化し、Eco-DRR対策の将来的な実施と複製を維持するための基礎となった。

最後に、エコ・DRRの概念と実践的な知識を大学プログラムの主流にするため、プロジェクトはアフガニスタンの大学を巻き込み、国や州のEcoDRR会議とトレーニングを実施した。

現地の組織やアクターと長期的な関係を築き、協力し合うことは、優れたコミュニケーション戦略や能力開発を可能にするために重要である。さらに、追加資金により、アフガニスタン、タジキスタン、キルギスタンの3カ国間で、この地域におけるEco-DRRとCCAを促進するための学習交流が行われた。

対話、利害関係者の参加、地元組織との協力、地元での試験的な実証プロジェクトの実施、能力強化への多額の投資などが、持続可能性のカギとなる。