クラル山のランドスケープは、生物圏の周囲に広がる8つの異なる村から成り、ランドスケープ内の共有生態系と豊かな生物多様性に依存している。そのため、共有資源をめぐる競争や紛争が起きている。プロジェクトは地元の行政や指導者と協力し、コミュニティ内の平和委員会を復活させ、ランドスケープ全体でそれらを結びつけ、共有する牧草地や水資源の持続可能な管理を計画し、紛争を解決し、地域の生態系や生物多様性の劣化を軽減・防止するための資源統治において指導力を発揮するために、定期的に会合を開くことができるコミュニティ間平和委員会を設立した。この組織を通じて平和会議が開催され、コミュニティは不満や課題、持続可能な放牧地管理をめぐる問題への対処方法について率直に話し合った。