能力と知識を高めるための「アクション・ラーニング」とモニタリング

エヒードコミュニティの人々がEbA対策を実施するのを支援することは、「行動学習」のプロセスを生み出し、教育に加えて、EbAの利点に関する証拠を生み出し、その持続可能性と規模拡大のための条件を作り出すことを目的としている。

  • CRiSTALコミュニティ・リスク評価
  • マングローブの再生(4.1ヘクタール)と監視は、優先的なEbA対策と考えられている。
  • マングローブの再生技術を学び、劣化した地域の再生を実施するために、33人のコミュニティメンバー(男女)に、彼らの伝統的な知識を補完する技術支援が提供される。
  • 5人のコミュニティ技術者が、修復された地域のモニタリングと評価(樹木の直径、物理化学的パラメータ、堆積物の測定)を行うための訓練を受ける。
  • モニタリングと評価を実施し、10家族(サンプル)を対象に食料安全保障について学び、乾季と雨季の生計に対する修復の効果を調査する。家計社会調査を方法論として用いる(ガイドラインを公表予定)。
  • 庭園(果樹園)、アグロフォレストリー、養蜂など、収入多様化の利点に関する共同学習。

能力と知識の向上は人的資本を強化し、コミュニティのエンパワーメントに貢献する。

  • コンキスタ・カンペシーナのエヒードのメンバーのなかには、以前から生態系に配慮した管理を実践してきた人や、地域の環境サービス支払制度(Pronatura Sur A.C.とCONAFORが調整)に参加したことがある人もいた。そのため、コミュニティのメンバーは修復活動を受け入れやすかった。
  • 食料安全保障とEBAによるその改善のためのモニタリングと評価のベースラインを実施する際、多くのエヒドのメンバーは、マングローブの保護、保全、回復を確保するだけでなく、自分たちの領土を統合的に管理することが重要であることに気づいた。その結果、家族の圃場で使用される作物の多様化への関心が高まり、この対策が家族の食生活を改善し、収入源を拡大することが理解された。