強力なパートナーシップによるカーボン・ノウハウ

カーボン・オフセット・イニシアチブは、炭素蓄積量とベースラインを決定するための強力な科学的根拠を必要とする。ミココ・パモジャは、カーボン・オフセット・プロジェクトに必要なベースライン・データを提供するための調査を行ったケニア海洋水産研究所(KMFRI)との強力なパートナーシップの恩恵を受けている。

KMFRIは現在、Mikoko Pamojaの実施中に技術的サポートを提供している。KMFRIのメンバーは、モニタリングの結果を報告するため、ミココ・パモジャの運営委員会に参加している。また、プラン・ヴィヴォ・オーガニゼーションには、プロジェクト活動の詳細を記した年次報告書が提出される。KMFRIの立場は、プラン・ヴィヴォに提出される情報の正確性を判断する上で極めて重要である。

  • プロジェクト地ガジ湾におけるKMFRIの強い存在感:1980年代からマングローブ研究に取り組んでおり、ガジ村にフィールドステーションがある。
  • 強力な技術的ノウハウと、国内外のネットワーク(アースウォッチ研究所、国際ブルーカーボン科学作業部会)との長期的な関わり。
  • KMFRIガジ・ステーションに常駐するスタッフと学生
  • マングローブ活動の開発と実施における地元コミュニティとの強力なパートナーシップ
  • カーボンオフセットの取り組みには、炭素蓄積量とベースラインを決定するための強力な科学的根拠が必要である。
  • プロジェクトの持続可能性のためには、科学者、政府機関、コミュニティの良好な関係が必要である。
  • 炭素プロジェクトの開発には、すべての段階で透明性が求められる。これにより、炭素価格が変動した場合でも、コミュニティが過大な期待を抱くことがない。
  • プロジェクトの開発段階において、利益配分をあらかじめ決めておく必要がある。これにより、プロジェクト・パートナー間の調和が保たれる。
  • KMFRIとガジ・コミュニティの強力なパートナーシップにより、炭素利益の迅速な実現が可能になった。
  • Mikoko Pamojaには、Earthwatch Institute(英国)やNapier Edinburgh University(スコットランド)といった国内外のパートナーがおり、彼らはコミュニティと炭素購入者を結びつける上で極めて重要な役割を果たしている。