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ソコトラ遺産プロジェクトのために設立されたパートナーシップの重要な要素は、ソコトリ・コミュニティの無形文化遺産を含む、文化遺産と自然遺産の保護分野におけるさまざまな経験を結集する学際的な性格である。
このパートナーシップは、学際的な性格を通して、ソコトラ群島のまだ十分に解明されていない文化遺産に関する知識を増やすことにより、生物多様性の焦点を強化しようとするこのプロジェクトの基本的な要素である。
ソコトラ遺跡プロジェクトは、英国デジタル・文化・メディア・スポーツ省およびブリティッシュ・カウンシルが文化保護基金を通じて受けた財政支援により実現したもので、その後の資金援助も間もなく実施される。
プロジェクト活動の成功には、計画とコミュニケーションが重要な要素となっている。さらに、ARC-WHのスタッフが現地に常駐し、必要な先住民の言語スキルを備えていたことも、プロジェクトの成功を大きく後押しした。
学際的パートナーシップの要素は、ソコトラ遺産プロジェクト実施のバックボーンである。無形文化遺産を含む文化遺産や自然遺産保護の分野において、異なる専門分野や経験を持つ機関や組織を結びつけることは、プロジェクトの成功にとって重要な意味を持つ。
ARC-WHのソコトラ担当プロジェクト・コーディネーターが現地に赴き、現地の先住民族の言葉でコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めることで、プロジェクト参加者や現地のソコトリ族とより効果的なコミュニケーションをとることができた。
最後に、プロジェクト管理プロセスが簡素化されたことで、プロジェクトの実施がより簡単になった。学際的なパートナーシップは、プロジェクト開始時に合意された役割と責任に基づいている。