ライン渓谷中流上部世界遺産地域活動グループ

ライン渓谷上流中流世界遺産地域活動グループ(LAG)は、LEADERプロジェクトの運営組織である。このグループには、公的機関、経済・社会セクター、市民社会を代表する28の地方組織のメンバーが参加している。

LAGは、地域統合農村開発戦略(LILE)を実施し、2014年から2020年までの資金調達期間の目標を設定し、4つのテーマを中心に戦略の行動分野を策定している:

  1. ライン川中流域の住みやすい集落
  2. 持続可能な観光と経済構造
  3. この地域の文化的景観の保全と持続可能な開発;
  4. 世界遺産地域の社会とコミュニティ。

LAGのメンバーは、LILE戦略との関連性に基づいて、資金募集に提出されるプロジェクトに助言を与え、決定する。

LAGの対象地域は、ライン・ナヘ、ザンクトゴア・オーバーヴェーゼル、ローレライの関連地域、ライン・モーゼル自治体の一部、ボッパルト、ラーンシュタイン、ビンゲン、コブレンツの各市の一部を含むため、ユネスコ世界遺産と非常に類似している。

LAGはまた、国内および国境を越えたパートナー地域とも共同協力について交流している。現在

LAGは、2023年から2029年までの新たな資金調達期間の申請に取り組んでいる。

この活動グループは、EUが資金提供するプロジェクトLEADER(フランス語のLiaison entre actions de développement de l´économie rurale)に関連して設立されたもので、地域とその地域経済の持続可能性を強化するためのモデルとプロジェクトの確立に焦点を当てている。LAGは、地域におけるLEADER活動の実施を担当している。LAGは、地方開発のすべての主要部門と側面に取り組み、行動する関連メンバー団体で構成されている。

  • LEADER資金は、世界遺産地域内で数多くのプロジェクトを開始し、資金を調達するための効果的な手段であるが、新たな資金調達期間の申請やLEADER資金の管理にまつわる官僚的な労力を過小評価すべきではない。
  • LAGは、LEADER資金に加えて、数年前から連邦政府の資金援助プログラムである「地域予算」と州の資金援助プログラムである「自発的市民プロジェクト」を管理・監督している。これにより、LAGは幅広いプロジェクトを支援し、資金を提供することができる。