
バイオキャンプでフィリピンのタマローを保護する
スナップショット・ソリューション

イグリット・バコ自然公園で見た野生のタマローの群れ
Gregg Yan, Best Alternatives
タマロー(Bubalus mindorensis)はフィリピンのミンドロ島の固有種で、1900年代には10,000頭が生息していたと推定されている。しかし、2000年にIUCNhttps://www.iucnredlist.org/species/3127/50737640によってタマローは絶滅危惧種に分類された。最新の個体数カウントによると、その個体数は増加しているものの、まだ523頭と少なく、1900年代の個体数の5%程度に過ぎない。
こうしたタマローの個体数の減少を緩和するため、UNDPの生物多様性金融イニシアティブ(BIOFIN)は環境天然資源省のタマロー保護プログラム(TCP)と提携し、2018年生物多様性キャンプ(BioCamp)を開催した。BIOFINは、ジャーナリストやソーシャルメディアのインフルエンサーを集め、タマラウの自然生息地に浸った。その目的は、タマローの絶滅の危機と、生物多様性の保護と保全のために資源と資金を動員する必要性に対する認識を高めることである。
最終更新日 25 Sep 2020
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影響
- バイオキャンプの直後、さまざまなプラットフォームで、何千人ものソーシャルメディア視聴者に向けて、いくつかの記事出版やオンライン投稿が行われた。
- TCPとオクシデンタル・ミンドロのレンジャーたちは、個人から多くの寄付を受けた。
- 他の自然保護団体も同様の活動を組織し、継続することで、自然保護のイニシアチブをさらに強化し、レンジャーのパトロール用装備や制服に投資する資金を集めている。
- BIOFINプロジェクトは第2段階に進み、タマローや他の種の資源を向上させるために、資金調達の解決策を考案し、企業の社会的責任による資金調達を導入している。
持続可能な開発目標
SDG11「持続可能な都市とコミュニティ
SDG 15 - 陸上での生活
SDGs17「目標のためのパートナーシップ