知識領域やセクターを超えたコラボレーション

中央の技術・デザインチームによって管理されながら、『コウモリと安全に暮らす』と題されたこの絵本は、複数の国、複数の分野にわたる共同研究の成果である。創刊から配布に至るまで、社会科学者、獣医師、臨床医、生態学者、疫学者を含むコンソーシアム内の文化的背景、現地の知識、技術的専門知識を取り入れるためにあらゆる努力が払われた。

オープンで明確なコミュニケーション・チャンネルが、以前は縦割りだったセクターが協力し、アイデアを共有することを可能にした。PREDICTチームはしばしば多様な利害関係者の橋渡し役となり、重複する分野を特定し、地元と国際的な関係者をまとめて、地元に関連する指針、戦略、解決策を策定した。

現地の利害関係者が、ニーズ、状況、最適な結果について議論できるようにすることで、設計と普及において状況に応じた計画を立てることができた。また、科学的な背景が最新であり、高い安全基準が守られていることを確認するために、技術的な専門家も意見を述べることができた。このような協力関係は、サービスを提供する地域社会と、保護を必要とするコウモリの双方にとって好ましい結果をもたらした。