ブループリントなし

地域コミュニティ」とは、民族的出身、政治的志向、共有する歴史によって特徴づけられ、メンバー間の(動的な)力関係を定義する、異質な人々の集団を指す。

そのため、各コミュニティは、外部からの介入(プロジェクトなど)に対応する能力として表現できる「社会資本」を持っている。

したがって、ブループリント的なアプローチは適さない。

異なる現場でのすべてのアプローチに「ひとつの解決策」はない。

プロジェクト・チームから見れば、異なるコミュニティとの関わりや協働に同じアプローチを用いても、同じ結果は得られないということであり、現地の力関係や統治システムをよく理解することが、アプローチを現地の状況に適応させるのに役立つということである。