公共資産の積極的な再利用

高齢化が進む地方都市では、中心市街地の高齢化率が高いため、中心市街地を高齢者に優しい街にすることが重要である。つまり、高齢者にとって安全で住みやすく、利用しやすい地域にすることである。富山市は、人口減少・高齢化という背景から複数の学校を解体・統合し、そのうちの1校を介護予防センターの敷地に活用した。中心市街地という立地は、中心駅からバス、ライトレール、コミュニティバスなどの公共交通機関へのアクセスも良い。

  • 人口動態の縮小と高齢化を背景に、未利用の土地や施設を活用しようとする政府のイニシアティブ。
  • 公共交通機関でアクセスしやすい広大な土地の確保

高齢化が進む中心市街地では、未利用地や古い施設(廃校など)を角川介護予防センターのような高齢者の生活の質を高める事業に活用することができる。未利用の土地や古い施設を積極的に再利用することで、こうしたプロジェクトの初期費用を抑えることができる。