クラウドファンディング

クラウドファンディングは、比較的新しいプロジェクトの資金調達方法であり、その目的は、プロジェクト予算に寄付することによって、プロジェクトの目標達成を支援したいと思う個人を鼓舞することである。オンライン・クラウドファンディング・プラットフォームはいくつかあり、手数料が必要なものもあれば無料のものもある。私たちが利用したのは、寄付者から資金を引き出す前に、決められた予算額を達成する必要があるサイトで、その額に達しなければプロジェクトは進められない。クラウドファンディングサイトの設定は簡単だったが、プロジェクトの詳細をセクションに分けて書く必要がある。プロジェクトの提案書やピッチパックはすでに書いているので、これは簡単なはずだ。また、このサイトにキャンペーンビデオを埋め込むこともできた。サイトを立ち上げた後は、すべてのソーシャルメディア・サイトと個人的なネットワークで共有した。

必要な調査と準備が整えば、このステップを達成するのは極めて簡単だ。やるだけ」なのだ。ひとたびクラウドファンディングが始まり、その勢いが増すと、目標が達成され、支援者のポートフォリオが増えていくのを見ながら、プロジェクト・チームのメンバーや貢献者の間に興奮とエネルギーが生まれる。合計額へのアクセスや寄付の追跡ができることは、それを可能にする重要な要素である。

クラウドファンディングの段階で私たちが学んだ重要な教訓は、クラウドファンディング・ページはプロジェクト予算のごく一部で立ち上げたほうがいいということ、したがって、この段階に入る前に協力的なスポンサーが現れるかどうか待ったほうがいいということだ。また、SIFがプロジェクトに2万ポンドを出資したことも有益だった。これは、最初に集まった2万ポンドに上乗せする形で使われたため、一般の人々や企業のスポンサーシップを後押しした。また、達成できそうなプロジェクト目標であれば、人々はスポンサーになりやすい。クラウドファンディングのページは、プロジェクトを明確に描写し、さまざまな人々にアピールしなければならない。そのため、寄付に対する報酬システムを設定することが重要で、少額の報酬から多額の寄付に対する実質的な報酬まで幅広く設定する。例えば、少額の寄付にはアルダブラに滞在した野生動物写真家による高画質のデジタル写真を、大口の寄付にはクイーンズ・カレッジで開催される遠征後のイベントへの招待券を贈呈した。