プロジェクトチームは環境省と協力し、OECMを報告し、WCMCに提出するための国内ルートを 構築し、実施した。このルートは、コロンビアのCBDフォーカルポイントである環境省、コロンビアのGEF小額助成プログラム、プロジェクトによって設計された。このルートは、政府(環境省)、市民社会(Fundación NaturaのようなNGO)、フンボルト研 究所(環境省と連携し、必要な科学的支援を受ける)によって、それぞれの潜在的OECMの検証が保証 されるように構成されている。これら3つの団体がルートのコーディネーター・グループを構成する。外部評価者と地域当局が検証に参加する。この検証には、3人の検証者によるそれぞれのOECM候補の個別評価も含まれる。検証者は互いに独立して作業し、その評価をコーディネーター・グループに送る。コーディネーター・グループは、その地域がOECMの基準に適合しているかどうかについての合意事項を確立し、WCMCのデータ・ベースに含めるために環境省が提出できるようにする。プロジェクトはまた、潜在的なOECMが基準を満たしているかどうかを評価する国家検証者の能力開発も行っている。
コロンビアの既存のOECMは、WCMCのデータベースに報告されていない。 プロジェクトの主な成果のひとつは、2件のOECMがすでにナショナル・ルートを通じて承認され、WCMCの検証プロセスに必要な要件が短期間で同省から送付されることである。
さらに、このプロジェクトは、2018年のCBD決定14/8「保護地域に関する世界データベースに含めるために、UNEPの世界自然保護モニタリングセンターにOECMsに関するデータを提出すること」のコロンビアでの実施に貢献する。
共同作業によって、適用しやすい国道が建設され、実施されることで、OECMの社会的承認が高まり、権利者とスケート関係者のWCMCへの報告への関心が高まる。
ナショナル・ルートが複数の利害関係者の共同作業によって設計・建設されたことを強調することは重要である。
この国別報告書は、コロンビアにおける保護区以外の生物多様性保全の正式な認識における重要な一歩であり、CDB、持続可能な開発目標(SDGs)、気候変動適応目標、ポスト2020枠組みなど、コロンビアが獲得した国際公約に貢献するものである。