ナマコ養殖業者
地域に根ざした水産養殖
海苔養殖業者
養殖講習会
海苔養殖業者
上空からのナマコ養殖場
このビルディング・ブロックの目的は、ブルー・ベンチャーズのパートナーであるコミュニティのメンバーに新たな収入源を提供し、食料と教育へのアクセスを改善するとともに、漁業と海洋生物多様性への圧力を緩和することです。
ブルー・ベンチャーズは、トリアラー大学の海洋科学研究所（IHSM）、地元の水産物輸出業者コペフリート社（Copefrito）、水産養殖会社インディアン・オーシャン・トレパン社（IOT）と協力し、ヴェロンドリアケLMMAの孤立した沿岸コミュニティと、海藻やナマコの有利な国際市場を結びつけ、家族が独自の水産養殖ビジネスを展開できるようにしています。ブルー・ベンチャーズの養殖専門家は、700人以上の人々にナマコ（Holothuria scabra）と紅藻（Kappaphycus alvarezii）の養殖業者となるためのトレーニングを行ってきた。また、地元の社会経済と起業家の育成を支援するマダガスカルのNGO、CITEとのパートナーシップのもと、漁師や女性が自分たちの養殖事業を経営するために必要な技術、財務、経営、組織的スキルを身につけるための研修プログラムを実施し、小規模事業の育成を支援している。
海洋科学研究所、地元の水産物輸出業者、養殖業者とのパートナーシップが、この取り組みの基本となっている。ナマコはまず州都の孵化場で飼育され、稚魚はその後コミュニティが運営する養殖小屋に移され、アジア市場への国際輸出のために収穫できる商用サイズになるまで育てられる。このイニシアティブが機能するためには、こうした民間セクターのパートナーを通じて得られる技術的なインプットと市場需要が不可欠である。
ブルー・ベンチャーズは、このコミュニティ・ベースの水産養殖プログラムが、コミュニティに新たな収入源を提供し、食糧や教育へのアクセスを改善するとともに、漁業や海洋生物多様性への圧力を緩和する上で非常に効果的であることを発見した。支援を受けている養殖業者の半数以上は女性で、彼女たちは新たな収入を子どもの学費に充てたり、家族の食生活を補ったりしている。礁湖の囲いに移された後のナマコの稚魚の死亡率が高いという課題に対しては、捕食性のカニの淘汰や、ペンの設計の技術的改善によって対処しており、生存率を40％から77％に高めることに成功している。盗難によるナマコの損失は大きな課題である。というのも、ナマコは非常に価値が高く、取引業者も多いため、野生資源は著しく乱獲されているからである。農家は、ペンを監視するための監視塔を建設し、夜間警備のローテーションシステムを導入することで、この問題に取り組んでいる。