GBR地域と沿岸域の評価を実施する。
包括的な戦略的評価には、GBRMPAが主導し、海洋の要素を検討したGBR地域の評価と、クイーンズランド州政府が主導し、GBR地域に隣接する沿岸地域に焦点を当てたGBR沿岸地帯の評価が含まれる。GBR沿岸域の評価では、価値の状態、価値への影響、管理の有効性、リスクの評価を標準化するため、評点が用いられた。戦略的評価は、科学的データ、専門家の意見、伝統的所有者や利害関係者の知識など、2013年6月時点で入手可能な最善の情報に基づいて行われた。管理の有効性は、保護区管理に関する包括的な知識を持つ3人の評価者チームによって独自に評価された。さらに、独立したコンサルタントが戦略評価とプログラム報告書の草案を査読した。
これらのアセスメントは、オーストラリアの中心的な環境法である1999年環境保護・生物多様性法(Environment Protection and Biodiversity Act 1999)の下で実施された。GBR地域の戦略的アセスメント・プロセスは、共同技術的枠組みを通じて、隣接する沿岸域のクイーンズランド州政府のアセスメントと整合し、参照条件によって導かれた。
使用する方法の概要と利害関係者の意見を得る機会を明確に定義したプロセスの必要性。価値-影響マトリクス、因果関係を理解するための定性的・定量的モデル、空間的マッピングアプローチなど、影響を評価するための様々なツールを活用することのメリット(1つのツールで完璧ということはない)。空間的・時間的に様々なスケールにわたる影響の影響と、価値に対する複数の影響の累積的影響を考慮することの重要性。価値の状態における「ベースラインの変化」が、現在の状態や価値の傾向の評価にどのように影響するかを考慮する必要性。