コミュニティの統合と共創プロセス

初期の計画段階から、公園を変貌させるプロセス全体に地元コミュニティを組み込むことが、重要な行動であった。近隣住民への働きかけには 、以下のようなさまざまな方法がある:WhatsAppグループ、Facebookグループ、チラシの配布、実際の物理的な計画・実施会議につながるバーチャル会議などである。また、すでに存在するグループや組織(ペドロ・サンチェス公園の場合は、スカウトのグループ、地元の学校、アウトリーチプロセスの一環として結成された近隣委員会など)に働きかけることも推奨される。

公園での共同デザイン・ワークショップでは、コミュニティが公園の現在の利用状況を説明し、公園の変貌に対するビジョン、アイデア、要望を表明した。公園内の特定の場所や現在の使用方法に関するコミュニティの視点を視覚的に表現するために、地図や喜怒哀楽の絵文字が書かれたポストイットが使用された。すべての場所の将来的な使用について集団的な決定を下すために、人々はそれぞれの選択肢に投票した。最終的な地図は、共同デザイン・ワークショップの決定を表している。

  • 利用可能な予算と融資可能な対策の種類についての透明性(期待の管理):参加者が利用可能な資金を超える対策を提案する場合は、将来の活動の可能性のために、それらを別にリストアップすることを推奨する。
  • 共同デザイン・ワークショップに自治体の代表者を招く:こうすることで、自治体はコミュニティと直接関わり、質問に答え、より直接的なつながりを築くことができる。同時に、自治体はプロセスの進展について十分な情報を得ることができ、次のステップを支援することができる。
  • ワークショップ後の食事など、参加者同士の交流の場を設けるとよい。
  • 最終的なマップと次のステップを コミュニティと共有 し、デザイン・ワークショップに参加できなかった人々にも情報が届くようにすることが重要である。