低影響の漁業活動

保護協定は、海洋保護区における漁業とゾーニングに関する規制の適用、およびFAOの「責任ある漁業のための行動規範」に基づくガイドラインの実施を促進する。

  • 政府機関だけでなく、国内外のNGOが初期段階と実施に必要な資金を提供してきた。
  • 官民のパートナーによる技術支援は、開発の全段階において重要であった。
  • 管理・運営当局の支援は、プロジェクト成功の前提条件である。

この取り組みは、約5年にわたり、いくつかの困難に遭遇しながら発展してきた。漁師の行動に違いが見られるようになるまでには、忍耐と粘り強さを必要とする長い過程があった。最大の難関は、組合で組織化されることにメリットを見いだせず、ある種の採取技術に慣れ親しみ、いかなる規制も受けずに資源を自由に利用できる人々と協力することだった。この取り組みは、行動変容や、より環境に優しい利用への意識向上に取り組むプロジェクトが、いかに数年を要するか、また、関係者の異なるリズムや哲学を考慮し、このプロセスにおける意思決定への責任とコミットメントを確保する必要があるかを示している。