SAPAアセスメントを実施するためのファシリテーション・チームの創設とトレーニング

SAPAツールを使った社会的影響の評価には、プロセスを成功裏に終わらせるために、さまざまなプレーヤーとスキルを結集する学際的なファシリテーション・チームを立ち上げることが必要である。このチームは、SAPA手法を専門とする専門家によって調整される必要があった。地方レベルにはSAPA手法の専門家がいないため、私たちは地域レベルの専門家を頼ることにした。SAPAの専門家と接触した後、保護地域管理に関する多様だが補完的なスキルを持つ6人のリソースパーソンで構成される現地チームが結成された。現地のファシリテーション・チームは、このアセスメントの特殊性をよりよく理解するために、SAPA手法に関する遠隔トレーニングを数回受けた。ファシリテーション・チームの設立に成功したこの段階は、アセスメントのプロセスと結果の質において決定的な意味を持つものであった。

SAPAの方法論を説明したマニュアルの存在は、専門家による研修に加え、各評価段階の微妙な点を詳細に理解するためにマニュアルを利用することができた現地の評価チームにとって大いに役立った。

SAPA評価に適応し、介入の背景をよく理解している現地のスキルが利用可能であったことが、評価を促進した。

現地の専門家を対象としたこのトレーニング・コースは、現地で利用可能なスキルが非常に貴重であること、そしてそれらを効果的に管理することで望ましい結果を得ることが可能であることを教えてくれた。