プログラム協定は、サイトの管理に関与する機関関係者の役割と責任を定義し、その概要を示している。この協定は、2018年8月3日に署名された実施議定書によって完成され、技術・管理スタッフで構成されるテクニカル・セクレタリー(2年間リグーリア州を率いる)が支援するユネスコ・サイト事務局の設立に関するプログラム協定の主要な要素を概説している。この実施計画では、ポルトヴェーネレ、チンクエテッレ、島々の世界遺産の技術的・管理的責任者として、ユネスコ遺産事務局を位置づけている。同事務所は、常設の技術・管理作業グループの支援と運営調整、地域活動の実施支援、管理計画の監視を行う中心的な役割を担い、世界遺産センター、イタリア省、国内ユネスコ事務局との中心的な役割を果たす。事務局長は、既存の運営委員会や作業部会(BB4)のすべての活動を調整する。
また、ユネスコ事務局は、ユネスコのガイドラインに基づき、地域の新たなニーズへの効果的な対応を強化するため、サイト内の利用者に提供されるサービスの改善に尽力している。
ユネスコサイトオフィスとテクニカルセクレタリーの創設、存在、任務は、2016年8月1日に署名された共同プログラム協定と2018年8月3日に署名された実施議定書に定義されている。運営するために、事務局の資金調達の側面はプログラム協定で直接扱われており、署名した利害関係者による拠出の見通しが含まれている。
ユネスコ事務局と技術秘書の設立により、「ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレ、島々(パルマリア、ティノ、ティネット)」の管理により効率的なアプローチが可能となり、調整委員会、緩衝地帯自治体共同体、技術・管理作業グループ、コンサルティング委員会といった、設立されたすべての管理組織(ビルディング・ブロック4)をサポートする恒久的な体制が構築された。
技術事務局は、調整委員会、作業部会、ユネスコ事務局の活動を支援し、世界遺産要件への技術的・行政的な準拠と地域的な実施に責任を負うとともに、関係機関、地域社会、観光客との直接対話の機会を提供する。