ジャバル・シャダの険しく崩れやすい地形はヒョウの生息地として適しており、アラビアヒョウ(Panthera pardus nimr)の保護のために優先される地域のひとつに挙げられている。アラビアヒョウは絶滅の危機に瀕しており、半島全域で深刻な分断化が進んでいる。サウジアラビア国内で確認されている現代の記録は稀か、もしくは存在しないが、ジャバル・シャダは潜在的なヒョウの生息地として、また地域計画における連結性において重要な位置を占めている。 この保護区には、アカギツネ、カラカル、シマハイエナ、アラビアオオカミ、ゲネなどの中間捕食動物を含む他の哺乳類種も生息している。 そのため管理には、哺乳類の生息地を保護し、ヒョウの残存個体の証拠を監視するための対策が含まれている。また、地元住民の意識を高め、彼らと密接に協力することで、肉食獣の小売的殺傷を軽減する対策も取られている。