NMS-COUNT反復的フレームワーク:フェーズ4
フェーズ4では、実地調査により、手法と指標の性能を検証する。フェーズ3で開発されたカスタマイズされた一連の手法により、フェーズ4では、調査や観察による現場でのデータ収集と、既存の情報源や他の機関の活動からのデータマイニングの両方を含む多数の手法が含まれる可能性がある。
第4段階では、複数の機関や利害関係者からのデータを統合する必要がある。この統合はNMS-COUNTプロセスの成功に不可欠である。このフェーズは、サンプリングの適切な空間的・時間的特性を決定するためのサイトレベルでの共同計画によっても可能となる。
フェーズ4は、最初の3つのフェーズで指摘されたギャップを埋めるため の継続的なデータ収集作業である。NMS-COUNTを通じて明らかになった既存の訪問者数データの最も重大なギャップの一つは、サンプリングの頻度、あるいはサンプリングがいつ、どれくらいの頻度で行われるかである。このギャップのため、調査チームは2隻の潜水艇にインタビュアーを乗せ、聖域内の訪問者数の観察を記録し、ツアー参加者とのインタビューを実施する。また、海岸線を離れたり、ビジター活動のために沖合から戻ってきたりするビジターからデータを収集する巡回インターセプト調査員も数名配置する。既存のデータの流れは、現場でのサンプリングによって検出された空間的・時間的変化を考慮したモデルによって、訪問者数の推定に引き続き反映される。データ収集の後、その結果は学術機関や政府機関と共有される。資源管理者は、政府機関や他の管理計画の要件を満たすために、必要に応じて監視と利用調整を継続する。