コミュニティの自己組織化の促進
ラ・エンクルシハダの漁師たち
Ana Elisa Peña Del Valle Isla
ラ・エンクルシハダの地元漁協
Ana Elisa Peña Del Valle Isla
持続可能な漁業に関する政策を定め、自主規制するために必要な漁業コミュニティのさまざまな能力を強化することで、漁業コミュニティにおけるコミュニティの自主組織化のレベルが向上した。これには以下が含まれる:
-漁獲量の限界と生産性の可能性、資源と漁業がどのように結びついているかについての研修;
- 現地では、漁業者が集団で意思決定を行い、生態系を保全地域と漁業・生産地域に区分する計画を効果的に立案する方法について、NGOが指導を行った;
- 漁師の妻や子どもたちが啓発活動に参加することで、家族内での学習プロセスが強化された。
これによって漁業協同組合は、持続可能な漁業のためのベストプラクティスに合意し、それを実施するために、組合間で交渉や規制を行うことができるようになり、仲介業者を介さずに生産物の直接市場を見つける能力が高まった。持続可能な漁業のための解決策を自分たちで考え、実行するところまで自己組織化できたことで、コミュニティはその解決策の所有者となり、将来にわたって維持される可能性が高まった。
- 漁師に現場での指導を行えるだけの経験を積んだNGOのネットワーク;
- 地域社会に適した優れた教材と方法;
- プロセス全体に対する妻や子どもたちのコミットメント;
- 土台となる既存の組織レベル(漁業協同組合など);
- 漁業協同組合の間で共有されているアイデンティティと帰属意識;
- 地域社会における既存の誇りと起業家精神。
- 既存の生産活動において、新しい技術や規制を生み出し、指導し、管理するために、既存の協同組合を活用することは極めて重要である。
- 人々は、マングローブの育成と再生に関連する生産活動が迅速に改善されると感じれば、持続可能な管理のための自主的な取り組みに積極的に参加し、実践するようになる。
- そのため、取り組みから得られる利益をモニタリングすることが重要である。
- 自己組織化のスキルと能力を開発するプロセスに、家族全員を参加させること。
- 能力開発に必要なNGOネットワークの適切な管理が不可欠である。
- 漁民が自己組織化する段階まで、組織能力の育成に取り組み続けるための十分な資源を確保すること。