2018年以降、レインフォレスト・アライアンス・メキシコは、チアパス州ソコヌスコ地域で以下のプロジェクトを実施している。Hivos(2018-2020年)とFundación Gigante(2018-2024年)が資金提供する「コーヒーとカカオの持続可能な農業」と、USAID(2018-2023年)が資金提供する「APSyM」は、組織プロセス(リーダーシップを含む)、生産、収穫/ポストハーベストの改善、アグロフォレストリーシステムの下でコーヒーとカカオを生産する170人以上の人々が参加する生産者組織RAYENとPOTは、地元、地域、国レベルでの組織プロセス(リーダーシップを含む)、生産、収穫/収穫後、商業・ビジネスプロセス(販売価格の改善)、コミュニケーション、ポジショニングを改善した。上記のすべてが、若者が生産チェーンに参加し、研修や経験の共有、自営業の機会を求める上で、組織をより魅力的なものにするための基礎となった。若者の関心に寄り添うため、レインフォレスト・アライアンス・メキシコは、プロジェクト間の補完的な活動を含む作業計画を立案し、組織の強化と教育、訓練、若者の組織への統合のプロセスの両方を確実にフォローアップした。
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ソコヌスコ地域で実施されているレインフォレスト・アライアンス・メキシコのプロジェクトは、経験の交換など補完的な活動を行っており、どのプロジェクトでも再現したり、フォローアップしたりすることができる。
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地域のコーディネーターが各プロジェクトの作業計画を把握しているため、各プロジェクトの作業をより効率的にし、より大きな効果を生み出し、若者の関心に応えるためのワーキンググループや具体的な活動の特定が容易になる。
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組織の強化プロセスの発展をフォローアップするためには、実施地域に担当者を置き、現地訪問、電話、バーチャル会議などを通じて、生産者との絶え間ないコミュニケーションを促すことが不可欠である。こうした絶え間ないコミュニケーションがなければ、ローカル・マネージャー(LG)の育成という戦略は生まれなかっただろう。
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LGを結成するプロセスは非常に長く、グループを固めるのに2年かかることもある。主体プロジェクトやアンブレラ・プロジェクトの開始と同時に、この研修プロセスを開始することが求められる。
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さまざまなプロジェクトやイニシアティブの作業計画や活動に柔軟性があるため、研修プロセスをさまざまな角度から、さまざまなアプローチで取り組むことができた。
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研修プログラム中の脱落率は50%であった。LGの研修期間中および研修終了後にこの割合を減らすためには、脱落者を出さないための戦略を組織とともに策定することが重要である。