
メサ・エン・エル・カンポ・プロジェクト:食品廃棄物の削減

セスク・リオ社は、飢餓と食料廃棄との闘いという世界的な背景のもと、リオデジャネイロ州の家族農業地域の持続可能な発展に貢献することを目的に、「畑の食卓」プロジェクトを立ち上げた。具体的には、リオデジャネイロ州最大の水生産地のひとつであるノバ・フリブールゴ市に焦点を当てた。このプロジェクトの動機となったのは、ブラジルがいまだに構造的な問題に直面しているという事実である。国連食糧農業機関(FAO)の推計によると、ブラジルは世界で食料浪費国のトップ10に入っている。ブラジルの全農産物生産量の約35%がゴミとなっている。このデータは収穫された食品の一部であり、生産チェーンのこの段階以前のデータは考慮されていない。
影響
本プログラムでは、食品廃棄を軽減する可能性を診断するために、生産チェーンに沿ったロスを調査した。その結果、主なロスは取扱・輸送(50%)と販売(30%)に集中していることがわかった。畑での廃棄と消費は20%である。ニューフリブール地方の農業技術者の報告によると、収穫前のロスは約40%である。厳しい選別基準(大きさ、外観など)により、販売には適さないが、どの消費者の食卓にも並ぶ可能性のある食品は、物流に必要なインフラのコストが高いため、収穫されない。マッピングの後、メサ・ブラジル・セスクRJプログラムは介護施設の登録を実施し、約1トンの食品を廃棄物から食卓に回すことに成功した(992,083.58kg)。2018年6月から2019年8月の間に得られた結果は、田舎のメサの農家から寄付された43種類の食品の合計であった。2018年、サービスを提供した施設の数は167、98,277人が恩恵を受けた。