現地の人々に適応した技術データシートのバインダーを作成し、配布する。
特定された解決策の中で、テクニカル・ファクト・シート・ガイドが優先されたツールであった。そのため、種に関するすべてのデータ、各フェノロジカル・ステージの画像、生産データを収集する必要があった。また、適切な種類の選定も必要であった。
このガイドは、部族の受益者と協力して作成された。ワークショップを通じて、参加者は製品の最初のバージョンについて、ユーザーの視点から意見を述べた。このワークショップでは、フォーマット(モジュール式バインダー)、デザイン(フォントや色)、紙、そして内容(方言名、種の選択、特定のニーズ)について議論された。
最終版は、印刷に入る前に技術専門家に回覧され、レビューと承認を得た。
多くの情報は、農業研究機関やプロのナーセリーから入手することができ、彼らは知識を共有することに同意した。
彼らの経験的知識をガイドに反映させるためには、受益者が自発的に参加することが極めて重要であった。
また、すべての情報を見直し、修正し、検証する地元の専門家の存在も不可欠であった。
情報の収集と報告作業は非常に重要であり、多くの時間を費やすことになる。プロジェクトを立ち上げる際には、この時間を軽視すべきではない。
また、地元の経験的な知識は、大きな貢献ができるにもかかわらず、軽視されがちである。
最後に、ワークショップの結果、以下のことが決定された。
- ガイドブックは、野外で使用するため、丈夫で防水性のある紙を使用し、モジュール化されたバインダー形式であること;
- 人々の生活圏に近い場所で栽培でき、成長が早く、短期間で満足のいく結果が得られるものでなければならない;
- 収穫シート、生産シート、販売シートなど、具体的なニーズを考慮しなければならない。可能であれば、チェックボックス形式を用いるべきである。
最後に、植物の生産方法について、すべての関係者の合意を得るのは難しい場合がある。必要であれば、手作業で帳票を修正するなど、柔軟な解決策を提案すべきである。