トゥブカル国立公園のデータ収集システム
野生生物のモニタリング
Parc national de Toubkal
2015年から2019年にかけて、トゥブカル国立公園管理局(DPNT)は、i)観光活動に関連した犯罪、ii)野生生物を監視するためのデータ収集用紙を作成した。
この用紙は、地元のエコガードに配布され、現地調査中に記入し、写真で説明した後、トゥブカル国立公園ゾーンマネージャー(PNTb)に渡される。
トゥブカル国立公園のエコツーリズム担当官は、科学モニタリング担当官およびPNTbゾーンマネージャーと協力して、トゥブカル国立公園でのモニタリングのための使いやすいモバイルアプリケーションを開発するために、サイバートラッカーソフトウェアをこの保護地域に適応させた。TNPbのエコ・ガードを対象に、このアプリケーションの使用に関するトレーニングが近々予定されている。
地元のエコ・ガードが現地調査を開始する前に、モニタリングに関するトレーニング(収集するデータの種類、用紙への記入、GPSとデジタルカメラの使用)を受けることが絶対条件である。
エコガードによって収集されたデータは厳密に分析され、トゥブカル国立公園エリアマネージャーによって一元化され、要約されなければならない。
さらに、GISツールの使用は後者にとって余分なものではない。
DPNTが設置したこの監視システムのおかげで、真のデータベースが作成され、定期的に更新されるようになり、野生動物相(優先種)および観光活動に関連する「ブラックスポット」の位置に関する知識の向上が可能になった。
さらに良いことに、トゥブカル国立公園でのパトロールと監視活動の実施により、中央ゾーンで犯罪が発見されてから公式声明が出されるまでの時間が短縮された。
しかし、現地のエコ・ガードは、データ収集に関してはまだ多くの欠点があることが判明した。そのため、サイバートラッカー・ソフトウェアは、この問題に対する興味深い解決策となりそうだ。つづく