コーラル・トライアングル・センターは、「支払い意思」調査に基づき、地区規則によって正式な入場料システムを開発した。調査の結果、ヌサペニダを訪れる観光客は、1回の入場につきUSD5~USD10を支払うことがわかった。しかし、地区政府は観光客の減少を避けるため、1回の訪問につきUSD1を徴収することのみを承認した。初年度の徴収額はUSD140.000であった。しかし、MPAの20年事業計画では、年間600,000米ドル(最小シナリオ)、800,000米ドル(最大シナリオ)が必要とされている。したがって、現在のところ、入園料でMPA管理費の約25%を賄っている(最小シナリオ)。同地区政府は、10年後に入場料を段階的に5米ドルに引き上げる予定である。年間200,000人が訪れると仮定すると、入場料は年間100万米ドルに達し、最大シナリオのコストよりもさらに高くなる。管理費の20%を賄うためのもう一つの収入源は、政府予算、記念品やグッズ、教育旅行、NGOや他のドナーとの協力から得られる。管理コストの上昇に加え、現在の課題としては、国の法律の変更により、入園料の徴収などの権限や業務が地区政府からバリ州政府に移管されたことが挙げられる。