MPA指定に向けた提案書の作成
1980年代初頭から収集された10年間の生態学的データに基づき、この海域が海洋哺乳類にとって生態学的に重要であることを強調し、テティスがヨーロッパ・コンサベーション(イタリアのNGO)と協力して、この海域に国際的なMPAを設置するための生態学的、社会経済的、ガバナンスの側面を想定した提案書(「プロジェクト・ペラゴス」)を作成した。この提案は1991年3月2日、モナコ公国のレーニエ3世に提出された。
「ロータリー・クラブ(ミラノ、モナコ、サントロペ)は、モナコ公国とのパイプ役を務め、1991年3月にモナコ公国に提案書を提出する会合を開催した。
MPAを成功させるためには、数カ国から多くの関係者を巻き込むことが不可欠だった。振り返ってみると、管理団体が適切な資金を調達して設置され、その区域が基本的に保全に重点を置き、具体的な指令が出されるという正式な合意を得ることが不可欠だった。